はじめに

当サイトについて

2型糖尿病患者である管理人が、自分自身のために勉強した糖尿病・糖質制限食に関する情報や日々の生活について発信しています。日頃から最新の研究論文や専門書籍などに目を通し、積極的に知識のアップデートに努めていますが、医師や管理栄養士が監修するサイトではなく、2型糖尿病患者の個人ブログです。

当サイトの内容はあくまで管理人個人の事例であり、複数人で検証した結果ではありません。当サイトを参考に食事・生活改善をされる場合は、ご自身の責任の下で行っていただくようお願いいたします。特に持病のある方は、病気ならびに薬の特性と食事内容の相性には十分にご注意ください。体調不良や病状の悪化に対し、当方は一切の責任を負いかねます。

管理人について

31歳で2型糖尿病が発覚。当時のHbA1cは、なんと10.0!そこから糖質オフを意識した食生活にシフトして、いったんは境界型くらいのレベルに落ち着きました。しかし、食べることが生き甲斐だった私は、仕事が激務になるに連れて食欲を抑えられないように…。HbA1cは徐々に上がり、薬も増えていきます。

金銭的にも時間的にも余裕がない生活の中で、主治医と相談して長期処方が可能かつ薬価が安価なアマリールを服用していましたが、薬の特性も相まって体重は10kg増加し、太ったせいでインスリンは効きにくくなるという悪循環。

「薬で血糖値を下げられるなら、食べたいものを食べて薬が増えてもいいや」

こんな風にあきらめていた頃もありました。糖尿病は自覚症状が出にくい病気のため、持病があるという感覚は皆無で、30代の元気なうちは病気と真剣に向き合うことから逃げていました。40代に入り、謎のアレルギー症状に悩まされたり、身体のあちらこちらに軽い不調を感じるようになったりしたことで、改めて健康について考えるようになりました。

私の考え方がガラッと変わったキッカケは、バターコーヒーの存在を知ったことです。SNSでバターコーヒーダイエット*を推奨する内科医の投稿を見て、油脂の消化吸収について興味を持ちました。それまで油脂は身体に悪いものだと思っていましたが、一概にそうとは言えないことを学び、質の良い油脂とタンパク質を積極的に摂取することで、ゆるやかな糖質制限に成功しました。

3ヶ月でHbA1cは7.8から6.1まで改善し、今では減薬することもできました。殆ど運動をせず食生活を改善しただけですが、58kgあった体重は半年かけて51kgに、体脂肪も29%から21%になりました。ウエストは約10センチ細くなり、体型を維持しています。

* バターコーヒーダイエットは健康な人のためのダイエット方法のひとつです。多様な意見がありますが、私個人としては2型糖尿病の患者がゆるやかな糖質制限を行う場合、バターコーヒーを取り入れる方法は不適切であると考えています。

わたしが目指すもの

わたしが目指すのは健康的な食生活であり、健康体重を維持することです。美容意識の高い方から見れば、まだまだ「ぽっちゃり」な部類かもしれません。

ほどほどに食べたいものは食べるし、外食もするよ。
記念日には家族と一緒にケーキも食べちゃう。

とても医師には言えませんが、私の中では譲れないところです。家族や親戚が集う記念日のディナーで自分だけ糖尿病用の別メニューを食べなければならないのであれば、生きている意味がないとさえ思います。

血糖コントロールが必要な理由は合併症にならずに元気でいるためです。元気の中には心の健康も含まれます。ですから無理な糖質制限はせず、自分自身が許容できる範囲のものを低糖質な食品に置き換え、満足できる食生活を日々模索しています。

人によってライフスタイルも体質も様々なので、万人にとって正解はないと思います。あなたにとっての正解は、あなた自身にしかわかりませんが、わたしの考え方や知識が少しでも参考になれば幸いです。